禁煙外来

 

はじめに

 

タバコが健康に悪いのはわかっているし、家族からも禁煙を勧められている、吸える場所も年々減っていき肩身がせまい・・・それなのに禁煙できないのは何故でしょうか?

現在では、やめられない喫煙の実態はニコチン依存症であることがわかっています。タバコを吸った時に、イライラや落ち着かない感じがスーッとおさまっていく感覚を、喫煙者ならだれでも味わったことがあるはずです。ストレスやイライラを解消できるツールとしてタバコを吸うという考えを持っているかたがほとんどかもしれません。しかし、実際はタバコを吸い終わって1時間も立たないうちに、血液中のニコチンが減り、イライラや落ち着かないなどの禁断症状が現れ、その症状を解消するために次の1本を吸うという繰り返しをしていることがおおく、ストレスが原因と思っているイライラの正体は、タバコを吸っているが故に生じているニコチン切れ症状である可能性が高いのです。

「ニコチン依存症」は現在、治療が必要な病気であるとされています。風邪を自分の意志の力では治せないのと同じように、病気であるニコチン依存症を意志の力だけで治すことは難しいのです。気軽に病院へお越しください。

「長年吸ってきて肺は真っ黒だろうから、今更禁煙しても無駄」などと考えていませんか?そんなことはありません。禁煙は始めたら短期間のうちに効果を実感できる、楽しい作業とも言えます。例えば、肺の機能は禁煙を始めて2週間~3ヶ月で回復が見られます。咳や息切れも1~9ヶ月で改善されます。また継続すると様々な疾患のリスクが吸わない人に近づいていきます。禁煙に遅すぎることはありません。

 

禁煙外来の概要

 

20064月から禁煙治療が保険適用されることになりました。これは喫煙を単なる習慣や嗜好と考えるのではなく、ニコチン依存症という病気としてとらえ、必要な治療を行うという考え方です。治療は一定の条件を満たした喫煙者なら、どなたでも受けることができます。

 

治療方法

 

どんな治療をするの?

 

受診時期

治療内容

治療前の問診・診療

禁煙治療のための条件の確認

初回診療

   診察

   呼気一酸化炭素濃度の測定

   禁煙実行、継続に向けてのアドバイス

   禁煙補助薬の処方

再診1(2週間後)

再診2(4週間後)

再診3(8週間後)

再診4(12週間後)



禁煙の薬ってどんなくすり?


禁煙のための補助薬であるニコチンパッチ、ニコチンガムまたはバレニクリンが使えます。これらの薬は禁煙後の離脱症状をおさえ、禁煙を助けてくれます。バレニクリンは喫煙による満足感も抑えます。ニコチンパッチ、ニコチンガムを使うと禁煙の成功率が約2倍、バレニクリンを使うと約3倍高まります。

ニコチンパッチ

ニコチンガム

バレニクリン

・健康保険が使えます。

・二コチンを皮膚から吸収させる貼り薬

 です。

・毎日1枚皮膚に貼り、離脱症状を抑制し

 ます。

・禁煙開始日から使用し、8週間の使用

 期間を目安に貼り薬のサイズが大きい

 ものから小さいものに切り替えて使用し

 ます。

・高用量の剤形は医療用のみです。

・薬局薬店で購入します。

・口の中の粘膜からニコチンを吸収させ

 るガム製剤です。

・タバコを吸いたくなった時に、1回1個を

 ゆっくり間をおきながら噛み、離脱症状を

 抑制します。

・禁煙開始日から使用し、12週間の使用

 期間を目安に使用個数を減らしていきま

 す。

・健康保険が使えます。

・ニコチンを含まない飲み薬です。

・禁煙時の離脱症状だけでなく、喫煙によ

 る満足感も抑制します。

・禁煙を開始する1週間前から飲み始め、

 12週間服用します。

 

一般用医薬品にもニコチンパッチがありますが、ここでは医療用のニコチンパッチについて説明しています。

 

禁煙をお考えの皆様、まずはお電話にてご相談ください。

06-6482-2922(代表)

診療日時:水曜日・木曜日 9:00~11:00(※まずはお電話でご相談ください)